玄関を入るのに手すりを頼ったことはありませんが、母親は高齢なので常に何かに頼りたがります。
玄関にも手すりを付けましたが、はたして取付位置が正解だったのか心配になったので調べてみましたよ。
ちなみに何も調べず勢いで取り付けた我が家の玄関の手すりはこんな感じです。
一般的な手すりの高さ
手すりは、玄関だけでなく、トイレやお風呂、階段等にも取り付けますよね。
家に取り付ける手すりの高さの基準は。床から70㎝~90㎝です。
玄関手すりの取付位置の高さ
玄関で手すりが必要なのは、靴を脱いだり履いたりするときと、土間とホールの段差を昇ったり降りたりするときですよね。
土間とホールを水平移動するときは、横手すりが適していますが、段差を昇るときは縦手すりのほうが昇りやすいです。
状況に応じてL字型の手すりを取り付ければ、安全で使いやすいですね。
横手すりは床から75㎝~80㎝が一般的ですが、利用者の身長によって当然使いやすい高さは変わってきます。
縦手すりは、手すりの下部分が床から75㎝~80㎝、手すりの上部分は利用者の肩の高さより10㎝程度上です。
壁に取り付けることに抵抗がある場合は介護保険を使って手すりをレンタルすることも出来ますよ。
設置する場合に気を付ける3つのこと
玄関の手すりはホームセンター等で購入して自分で取り付けることができますよね。
狭いトイレと違って、取り付けやすいです。
自分で取り付ける場合には、気を付ける3つのことがあります。
ポイント1:柱の有無
壁に画鋲を刺してみて、刺しにくい場合はベニヤ板、ブスっと刺さるなら石膏ボードということになります。
9ミリ以上の厚さのベニヤ板なら柱の位置を探す必要は無く、手すりを取り付けることが可能です。
それほど厚みの無い5ミリ以下のベニヤ板の場合は柱の位置を確認して手すりを取り付けなければいけません。
手で壁を押してみて、たわむようなら5ミリ以下の厚さの可能性が高いです。
その場合は補強板を取り付けてから手すりを取り付けます。
石膏ボードの場合も、クギを打ち込むことができないので補強板が必要です。
柱の位置は目で確認することはできませんが、ホームセンター等で柱を探す電気タイプのセンサーや、針を押し出して探すタイプのものを使えば見つけることができます。
柱のはしっこに取り付けてしまわないよう、しっかり柱のまん中であることをチェックしましょうね。
ポイント2:手すりを取り付ける高さ
高さは先にも書きましたが、一般的には横手すりは床から75㎝~80㎝。
縦手すりは、手すりの下部分が床から75㎝~80㎝、手すりの上部分は利用者の肩の高さより10㎝程度上です。
ポイント3:手すりの太さ
昭和のころには、直径42㎝や38㎝という太い手すりがありましたが、現在では直径35㎝と直径32㎝のものが主流になっています。
手すりを握ったときに指が触れる程度の太さのものが使いやすいとされていますが、男性でも細い手すりのほうが良いという人や女性でも太い手すりが使いやすいという人など個人差があるので、利用者が使いやすいほうを選びましょう。
介護保険を使って取り付ける
介護保険を使って手すりを取り付けることも出来ます。
トイレを直したり、段差解消等のリフォームが可能なんですね。
条件としては
- 使用する人が介護保険認定を受けている
- 該当する工事の内容を市町村に申請して許可がおりている
- 工事する家屋が利用者の住民票上の住居である
これらに当てはまっていれば、介護保険を利用して手すりを取る付けることができます。
工事の申請金額の上限は20万円で、利用者の自己負担は1割となっています。
手すり取り付け金額が20万円だとしたら、自己負担金2万円で取り付けられるということですね。
まとめ
私は、玄関手すりを業者に依頼せずホームセンターで購入したものを姉の知人に取り付けてもらいましたが、介護保険を利用してウッドデッキの横についている階段を直しました。
市役所への申請等はケアマネがやってくれました。
なので、担当のケアマネに相談したらやってくれるのではないかと思います。