火星が最接近する周期は?2020年以降はいつが見ごろなの?

スポンサーリンク

火星は地球のすぐ外側の惑星ですが、2018年7月は火星大接近で話題になりましたね。

2018年ほどではありませんが、2020年も火星が接近しましたね

スポンサーリンク

火星が最接近する周期は?

火星が最接近するのは、太陽・地球・火星の並びが同じ方向に一直線上になるタイミングということですが、この周期は約2年2ヶ月(780日)。

地球は太陽のまわりをほぼ円形に回っていますが、火星は軌道が楕円形で回っているんですね。

そのため、太陽からの距離が近くなったり遠くなったりしていることになります。

1年1か月で離れた状態になり、1年1か月で近づいた状態になるのですが、惑星の公転の形の違いのせいでその距離は毎回違っているのだそうです。

だから2018年は「大接近」でしたが、2020年は「最接近」なんですね。

地球と火星は2年2ヶ月の周期で最接近ですが、公転の形の違いのせいで15~17年に1度、大接近になります。

ちなみに、2003年の大接近のときの地球と火星の距離は5,576万キロメートル。

2018年の大接近にときは、5,759万キロメートルだったそうですよ。

1番離れているときは、最大で約39,000万キロメートルです。

2020年の最接近はいつ?

2020年の最接近は、10月6日で、このときの地球と火星の距離は約6207万キロメートル。

2003年と比較すると、かなり離れていますよね。

最接近のころの火星の明るさは、-2,6等だそうです。

数字で表される明るさは、数字が大きいほど暗く、0等級より明るい天体は-で表されます

1等星と言われている星々の明るさは、6等星の明るさの約100倍。

シリウスは1等星ですが、明るさは-1.46等。

ということは最接近した火星はシリウスより明るいということですね。

ちなみに、金星の最大の明るさは、-4.7だそうです。

満月は-12.7と、かなり明るいですが、太陽はもっとすごいですね(笑)

天体 等級
太陽 -26.7
金星の最大の明るさ -4.7
シリウス -1.46
アンドロメダ銀河 3.4
肉眼で見える最も暗い恒星 6
すばる望遠鏡で観測出来る最も暗い天体 29

火星の接近はいつが見ごろなの?

2020年以降の最接近の予定

2020年10月6日 6,207万㎞
2022年12月1日 8,145万㎞
2025年1月12日 9,608万㎞
2027年2月20日 10,142万㎞
2029年3月29日 9,682万㎞
2031年5月12日 8,278万㎞
2033年7月5日 6,328万㎞
2035年9月11日 5,691万㎞

次回の大接近は2035年ですね。

明るく見える期間が長い

最接近の日にちや時刻が気になりますが、その日の前後でも-2等以上の明るさなので観察しやすいそうですよ。

2020年の場合の最接近は10月6日でしたが、9月上旬~11月上旬くらいまでは-2等以上ということなので、約2ヶ月も明るい火星を観測することが可能なんですね。

火星に住めるの?

かなり前に萩尾望都さんの「スター・レッド」という漫画を読んだことがあります。

主人公の女の子「レッド・星(セイ)」は瞳が赤くて、髪の毛が白い火星人なんです。

萩尾望都さんの「11人いる」というSF漫画が面白いと思ってたのですが、スター・レッドも面白いですね。

「11人いる」は「え?この人が11人目だったの?」とビックリしましたが「スター・レッド」のラストも「え?こんな終わりかた?」って驚きましたねw

ところで「レッド・星(セイ)」は火星人ですが火星に地球人が住めるようにするには1000年以上かかるみたいですよ。

火星は地球の半分くらいの大きさだから、地球とほぼ大きさが同じの金星のほうが良さそうな気もしますが、金星の気温は470度だそうです。

濃硫酸の雲と二酸化炭素の大気、地面には溶岩流があって、水分はゼロなのだとか。

「金星」というキレイな名前とは裏腹で灼熱地獄なんですね。

一方、火星はというと、1996年に「火星からの隕石に微生物らしいものの化石が発見された」とNASAが発表しています。

大気は二酸化炭素で昼間の気温は氷点下9度、夜には氷点下77度になるそうです。

気圧は地球に比べると100分の1程度のため、高低差75㎝でも気温差が15度も違うのだとか。

ということは身長150㎝なら、頭のてっぺんと足の先では気温差が30度!?

とんでもない星としか思えませんが、火星の永久凍土層の下には氷が存在していることは確実だそうですよ。

火星に住むためには、気温を上げて大気の層を厚くする必要があるので、

  • 温室効果のあるガスを直接散布する
  • 宇宙に巨大なミラーを建造し、太陽光を極冠に当てる
  • 黒い微生物や藻類を繁殖させる

「宇宙に巨大なミラー」って漫画チックで、なんだか良いですね。

これらのことをすると200年後には「火星の地表にはコケなどの植物が発生」するそうですよ。

200年かかってコケしか生えません!巨大なミラーの数をもっと増やさないと!

500年後には、コケから他の植物へと発展。酸素量が増え空は青くなり氷が解けて海が出来ます。

1000年後には、青い空と海、緑もある原始時代の地球に似た「第二の地球」が誕生するのだとか。

・・・1000年後ですよ。

火星に住めるようになるのは1000年後(笑)

ところが、こんな記事も見つけてしまいました。

火星への移住は無理だった? そこに「大気」はつくれない、という研究結果

引用:https://wired.jp/2018/08/10/co2-terraforming-mars/

大気を作ることはほぼ不可能だそうです。

ということは1000年後でも火星には住めないです。

そういえば「スター・レッド」でも、火星人じゃないひとたちはドームみたいなことろで暮らしてました。

でも、あのドーム誰が作ったんでしょうね(笑)

まとめ

火星の明るさにビックリしましたね。

でも月のほうが明るくて、やっぱり月ってすごいと改めて実感しました。

  • 火星が最接近する周期は約2年2ヶ月(780日)
  • 2020年は10月6日
  • 2022年は12月1日
  • 2025年は1月12日
  • 2027年は2月20日
  • 2029年は3月29日
タイトルとURLをコピーしました