先日、母親と姉とカレーを食べに行ったのですが、そのときふと思った疑問を調べてみました。
ナンの正しい食べ方は?
「ナンは細い方から食べる」というのが正しいみたいです。
左手は不浄とされているので使わないんですね。
なので右手だけで一口の大きさにちぎって、カレーをつけて(すくって)食べます。
中指・薬指・小指の3本でナンを押さえ、親指と人差し指で千切るみたいですね。
ひとくちで食べるので、ひと切れはだいたい6㎝~8㎝くらいでしょうね。
でも、これって結構難しい。
焼きたて熱々なのに右手だけでちぎって食べるとかできません。
もちろん、私は両手でちぎって、しかもカレーにつけて食べたりせず、別々で食べました(笑)
だってスプーンもついてくるんだから、カレーはスプーンで良いかと思って。
ちなみに、この時食べたカレーは「ほうれん草カレー」でした。
ほうれん草が入ったカレー、初めて食べました。
ナンの形の由来
ナンって、どうしてあんな形なんでしょうね?
一説によると、逆三角形はインド国土の形なんだとか。
その他の説としては
- タンドール(窯)に貼り付けやすいから
- パフォーマンスとして大きく見せるため
- 神の使いである象の形
など、いろいろ言われてるようですが、
「本場インドでは日本のような形ではなく、普通に丸い状態で食べられている」そうです。
「えっ?」って感じですよね。
どうして?
あの形は日本でだけなの?
だったら、食べ方は細い方からとか、ルールなんてもともと無いのでは?ってことになっちゃいます(笑)
ナンをインドの人が実は食べない理由
インドの人は「ナンは食べない」そうです。
1度も食べたこと無いっていう人も多数いるとかで・・・(笑)
もともと「ナン」は宮廷料理でナンを作るための精製した小麦粉は、一般家庭には贅沢品。
ナンの発祥は北インドの宮廷料理で、富裕層の食べ物なのだそうですよ。
それに、ナンを焼くには大きなタンドール窯と熱する燃料も必要です。
大きなタンドール窯を買える家庭は少ないですし、窯の置き場所もいるので、自宅でナンが焼けるような家庭は、ほぼいないということになります。
ナンではなくチャパティを食べてる
ナンではなくチャパティが主食のようです。
全粒粉・水・塩を使って作られ、クレープのような薄い円形でフライパンで焼くことができるんですね。
一般のインドの家庭でもよく作られるそうですよ。
「チャパティが上手く焼けないとお嫁にいけない」と言われているのだとか。
食べ方としてはナンと同じように、カレーや惣菜を巻いて食べます。
ちなみに、ナンやチャパティは北インドで食べられるそうで、お米は南インドで食べられているのだとか。
なので、カレーと一緒にナンとライスが出てくることは、インドでは無いそうです。
・・・というか、ナンとご飯と一緒に出てくるカレー店ってあるんですね?
でも、ナンとご飯とカレーって・・・おかしくない?ご飯とパンと、とんかつみたいなことでしょ?(笑)
ロティも食べてる
ナン、チャパティ、ロティの3種類で比較されることもあるみたいですが、チャパティとロティはほとんど同じなんだとか。
無発酵でクレープのような見た目で薄く焼いたものです。
パラタも食べてる
チャパティの生地に油を練り込んであって、幾層にも重ねて焼き上げたものだそうですよ。
カリフラワーやジャガイモを包み込んで焼く味付きのパラタもあるそうです。
なんだか、美味しそう。
始めて知ったけど、これはちょっと食べてみたい。
ナンのカロリーと糖質量は?
カロリー(※100gあたりで算出)
ごはん……168kcal
ナン(約1枚)……262kcal
食パン(6枚切食パン約1枚半)……260kcal
糖質量(※100gあたりで算出)
ごはん……35.6g
ナン……45.6g
食パン……44.2g
まとめ
いかがでしたか?
インドの人はナンを食べてなかったということに驚きましたが、実際は丸い形ということは、あの形にも意味が無いんですね?
だれが最初に始めたんでしょう。というかどうやって広まったのかも不思議です(笑)
- 右手でナンの細いほうから食べる
- 諸説あるけど、タンドール(窯)に貼り付けやすいから
- タンドール窯を買える家庭は少なく、置き場所にも困るから一般家庭には無い