ずっと「シュトーレン」かと思っていましたが、正しくは「Stollen(シュトレン)」だそうです。
ドイツのクリスマスでは定番のお菓子ですが、日本でも食べるという方が増えてきてますね。
シュトーレンの食べ方
シュトーレンは食パンやパウンドケーキのように端から順番に切っていくのではなく、真ん中から切ります。
左右に1枚づつ薄く、5ミリ~1㎝くらいの幅でスライスしていくんですね。
本来はクリスマスの準備期間からクリスマス当日に食べ終えるように少しずつ食べるのが伝統的な食べ方です。
パウンドケーキと同じような要領で厚く切ってしまうと甘すぎて食べられないです。
シュトーレンの食べ頃
シュトーレンの食べ頃は「出来あがってから 1ヵ月ほど過ぎたもの」
出来立てを食べることも出来ますが、ドライフルーツやスパイスと生地がなじんでいないので寝かせてから食べるんですね。
熟成されて、味がまとまってから食べ始めるということです。
そのためドイツでは11月になったらシュトーレンを作り、1ヶ月ほど寝かせてから4週間かけてクリスマスの日に食べ終わるのだとか。
クリスマスリースの記事でも書きましたが、クリスマスリースを飾る時期はアドベント(待降節・降臨節)の始まりの日、11月30日に近い日曜日。
「日曜日ごとに1本ずつローソクに火をともしてキリストの到来をまつ」ということをするそうです。
シュトーレンもクリスマスリースも、1ヶ月前からキリストの到来を待つんですね。
シュトーレンの美味しいアレンジ
シュトーレンは、もちろん常温で食べる場合もありますよね。
出来上がってから食べきるまでの期間が長いので水分量は少なく作られているためパサついた出来上がりになっています。
<温める>
- トースターで数分温める
- ラップをふんわりかけて電子レンジで10秒ほど温める
温めると、香りや甘味をより感じることができます。
<焼く>
- 少し厚めに切って、オーブントースターで軽く焼く
- オーブントースターでじっくり焼いてラスクのように
軽く焼いてバターを付けて食べるのも、カリカリに焼いてラスクとして食べるのも、どちらも美味しそうです♪
<冷やす>
- シュトーレンを切ってラップに包んで冷蔵庫に30分程度入れる
あったかいコーヒーと冷たいシュトーレンも相性が良さそうですね。
シュトーレンに合うトッピング
- ホイップクリーム
- 生クリーム
- クリームチーズ
- 水切りヨーグルト
- はちみつ
- ジャム
- バター
シュトーレンに合う飲み物
- コーヒー
- 紅茶
- ホットミルク
- お茶(玄米茶・ほうじ茶)
- ワイン・ホットワイン
- ブランディ・ウィスキー
シュトーレンの保存方法
シュトーレンは真ん中から切って食べていくので、切り口をぴったりくっつけて全体をラップで包みます。
その上からアルミホイルを巻いて、保存袋に入れて空気を抜きます。
本来のシュトーレンは常温で保存できるように作られています。
寒い時期なので部屋は暖房していると思いますが、暖かいと劣化するので直射日光が当たったり高温多湿にならない部屋に保管しましょう。
10~15℃くらいの温度の場所が良いです。
高気密高断熱住宅で最適な場所が無いということなら冷蔵庫に保管しましょう。
「長期間食べない」という場合はうすく切って1枚ずつラップに包み、アルミホイルを巻いて冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保管します。
まとめ
いかがでしたか?
薄くスライスしなくてはいけなかったんですね?
どうりで甘すぎると思っていました。
しかも4週間かけて食べるものだったとは知りませんでしたよ(笑)
- シュトーレンは真ん中から切って食べる
- 温めたり、焼いたり、冷やしたりしても美味しい
- ラップで包んでからアルミホイルを巻いて保存袋に入れる