生後間もない赤ちゃんは手足をばたばたさせて楽しんでいるように見えますね。
そんな赤ちゃんもしばらくすると言葉を発し、お父さんお母さんとコミュニケーションを取り始めます。
そんな赤ちゃんはいつ位からどんな言葉を発するようになるのでしょうか。
そんな言葉の出かたや、言葉の種類をご紹介します。
クーイング
赤ちゃんは生後2ヶ月頃からすでに「あ~」「う~」などの言葉を発し始めます。
この言葉は赤ちゃんが最初に出す【クーイング】と言われるものです。
クーイングとはどんな物なのでしょうか。
いつくらいから出始める?
クーイングとは赤ちゃんの成長過程の段階で発する声の事です。
このクーイングが出始めるのはおよそ生後1か月くらいが多いと言われていますが2、3か月してから出始める子もいます。
たまにしない子もいますが、まだまだ赤ちゃん。
出ないからと言って全然気にすることはありません。
なんでクーイングをするのか
赤ちゃんが発する言葉がなぜ「あ~」「う~」からだと思いますか?
これはまだ生まれたばかりで口の周りや口の中の筋肉が発達していないので口を少し開けるだけで発することができる言葉なんです。
みなさんも口周りの力を抜いて言葉を発してみてください。
そうすると自然と「あ~」「う~」の言葉が出てくると思います。
★POINT★
赤ちゃんからクーイングが出始めるのはリラックスしている時が多いのです。
クーイングが出始めた時は積極的にコミュニケーションを取って、話しかけてあげるようにしましょう。
喃 語
成長をしていくとおよそ半年~1年でクーイングから「ぱ~」「ぶ~」というように唇をくっつけて発する「破裂音」などが出てきます。
そして、破裂音での発声ができるように口周りの筋肉が発達してくると、今度は喃語と言われる言葉が出てきます。
喃語って何? いつくらいから出始める?
喃語とは「あぶ~」「まんまん」などの音が1つではなく、2つ以上の言葉を発するようになってきます。
喃語は早ければ3~4か月ごろに出始めるものです。
それから少しずつ口全体を使って声を出してきます。
唇の動きだけで出していた言葉を、唇を震わせて出す「ぱぱぱぱぱ~」などの言葉も出てきやすくなります。
発語の目安
一般的に赤ちゃんの発語の目安は【生後10か月】と言われています。
言葉にしっかりと意味を持ち始めたら喃語もだんだんと消えていきます。
クーイング・喃語が出始めたら…
赤ちゃんがクーイングや喃語を発した時はその言葉をそのまま返す「オウム返し」をしてみてください。
赤ちゃんが「う~」と言ったら、こちらも「う~」と言ってあげるのです。
オウム返しをしてもリアクションがない事もありますが…というか、ほとんどリアクションはありません。
さらには、言葉を発していたのに急にピタッ!と止まったり、無視して話続けたりすることがほとんどです。
では何故オウム返しをすることが良いのか。
それには理由があります。
それは、オウム返しをするうちに「自分が声を出すと、目の前にいる人も声を出す」ということに気づいてくれるのです。
そうすると、それが面白くて積極的にクーイングや喃語を発したりしてくれます。
1回や2回きょとんとされたり、スルーされたっていいのです。
繰り返し行うことに意味があり、大切なのです。
喃語を発する時期はまだまだ目が見えていなかったり、ぼや~っと見えているかな?くらいの感じなので、顔を近づけてニッコリ笑顔を見せてあげてください。
いっぱい褒めてあげよう
そして、たくさん褒めてあげてください。
赤ちゃんはこちらが褒めても意味は分かりませんが何かいい事。嬉しい事。というのは本能的に感じているのです。
そして、褒めてあげると、こちらも自然と笑顔になりますよね。
赤ちゃんにもあなたにも良い事なんです。
話しかけてあげる時のPOINT:マザリース
話しかけてあげる時のポイントが1つあります。
それは、声のトーンをいつもより少し上げてあげるのです。
そして、急がずゆっくりと話しかける事も大切です。
高いトーンでゆっくりと話しかけてあげると赤ちゃんには聞き取りやすく、気持ちを落ち着かせることかがあると言われています。
私も3人の子を育ててきましたが、赤ちゃんの時に声のトーンを上げて、ゆっくり話した方が天使のようなニッコリ笑顔が多く見られていました。
じつはこの方法名前があって【マザリース】といいます。
このマザリーズなのですが、女性は本能的にしているそうです。
なので、これを見たそこのあなた!
是非子育て中のパパや男性諸君に教えてあげて下さい!
よろしくお願いします。
これだけは気を付けて
一番大切なことを最後にお伝えしたいと思います。
赤ちゃんはクーイングも喃語も発して言葉が出始めると同時に耳の機能も発達してきます。
耳の機能が発達してくると、ママ・パパの会話を聞き取り、無意識で脳に言葉が記憶され蓄積されていくのです。
この言葉の記憶・蓄積はクーイングの時から始まったいるのです。
なので、最低でも赤ちゃんの近くでは悪い言葉などは使わないようにしましょう。
気を付けたいものですね。
最後に
クーイングや喃語は生後わずかな時間だけしか出てこないものです。
言葉を獲得し、口周りの筋肉の発達と共に、次第に消えてしまう赤ちゃん特有のものです。
そう。これはあなたと赤ちゃんがこれから長い間付き合っていくうえで一生に一度きりの特別な時間なのです。
よかったら、動画などに収めておくと記念になりますね。
子育ては楽しい事ばかりだけではありませんが10回中9回の嫌なことがあっても10回中の1回の嬉しい事で嫌なことがかき消されてしまいますよね。
これからの長い長い子育て、頑張ってくださいね!