赤ちゃんと一緒にいると抱っこをする機会は必ず来ます。
我が子ではなくても他人の赤ちゃんを抱っこする機会が人生で1度はあったりしますよね。
赤ちゃんを抱っこする時はどんなことに気を付けたらいいのか。
何をしたらいいのかという事をお伝えしていきたいと思います。
赤ちゃんの抱っこの種類
赤ちゃんを抱っこする。と言っても色々な抱き方があるのはご存じですか?
また、種類もそうですが、赤ちゃんの年齢(月齢)によっても抱っこの仕方は違ってきます。
では、どんな抱き方があるのでしょうか。
新生児の赤ちゃんの抱っこの仕方
生まれて直ぐの赤ちゃんの事を「新生児」と言います。
新生児は首がまだ座っていないので、首がグラングランです。
なので、抱っこをするときは【首をしっかりと安定させる】という事に気をつけましょう。
新生児とは、生後4週間までの赤ちゃんのことを言います。
つまり、生後1か月までの赤ちゃんは新生児です.
横抱き
首が座っていない赤ちゃんを抱っこする方法は【横抱き】です。
赤ちゃんを横にして抱くのでそのまま横抱きという名前がついています。
この抱き方は、一番気をつけなければいけない首と頭をしっかりと安定させることができる抱き方です。
では、やり方をお伝えします。
ベッドで寝ているところからの抱っこの仕方
1、赤ちゃんの首と頭(後頭部)の下に手を入れる。
2、反対の手は赤ちゃんの股の間に入れ、手の平全体でお尻を支える。
3、そのままゆっくりと胸元まで抱きかかえる。
4、頭の方の手をゆっくりずらし、赤ちゃんの頭全体を肘の内側に乗せる。
5、反対の手は両足の間から入れて、おしりから背中全体をしっかりと支える。
6、赤ちゃんを自分の胸元に抱き寄せ密着させる。
横抱きは比較的楽ですが、長時間していると流石に疲れてしまうので、抱き方のコツをお教えします!
横抱きの際に、赤ちゃんの頭の方を気持ち高めにして、おしりを自分のおへそくらいの高さにするとあまり疲れない抱き方ができますよ。
縦抱き
縦抱きとは、赤ちゃんを自分の体の正面で縦に抱っこをする抱き方です。
縦抱きは首が座っていない新生児にはしてはいけない!首が座るまでは横抱き!と、お思いの方もいるかもしれませんが、首が座っていなくても縦抱きでも抱くことができます。
その時に気を付けなければいけない事は、しっかりと首と頭を支えてあげる事が大前提です。
支えてあげないと首がグラングランしてしまいますので、気を付けてください。
また、縦抱きはミルクや授乳後にげっぷをさせてあげる時にも楽な抱き方です。
ベッドで寝ているところからの抱っこの仕方
1、赤ちゃんの首と頭(後頭部)の下に手を入れる。
2、反対の手は赤ちゃんの股の間に入れ手の平全体でお尻を支える。
3、そのままゆっくりと胸元まで抱きかかえる。
4、胸元に抱き寄せ、腕に赤ちゃんのおしりを乗せる。
途中までは横抱きと一緒ですが、抱きあげたらおしりを腕に乗せてあげるのがポイントです。
そうすると赤ちゃんも大人も楽になります。
また、横抱きの時もお伝えしましたが、しっかりと首と頭に手を添えて、支えてあげる事が大事です。
抱っこをする時のポイント
赤ちゃんを抱っこする時は【赤ちゃんの体に負荷がかからないようにする】ということが大切です。
赤ちゃんの体はまだまだ軟弱です。
少しの衝撃でも体に負担がかかってしまうので気をつけましょう。
また、赤ちゃんの背骨はしっかりと出来てはいますが、まだ弱いです。
抱っこをする時は、背骨が自然なCの形(一般的にはC字カーブと言います)をイメージし足はM字になるようにするイメージを持って抱っこをしてみてください。
「うちの子はずっと足がM時のままなんです…。」なんて気にしなくて大丈夫です。
無理に直そうとすると、変な癖がついてしまいますので矯正する必要はありません。
抱っこから降ろす時
抱っこから降ろす時も気を付ける事は、抱き上げる時と基本的には同じです。
体を両手でしっかりと支えてあげ、足からゆっくりと降ろしてあげて下さい。
頭から降ろしてしまうと赤ちゃんがビックリして、眠っていたのに起きてしまったり、危険な時もありますので、降ろす時は必ず足から降ろしましょう。
抱っこはたくさんしてあげて!赤ちゃんが喜ぶスキンシップ♪
よくこんな言葉を聞いたことはありませんか?
「あまり抱っこをしすぎると抱き癖がついて、後が大変よ!」なんて言う人いますよね。
私も何度か聞いたことがあります。
これは本当なのでしょうか…。
実はこれは、昔よく言われていた事なのです。
色々と研究も進んでいて、最近の育児の考え方は、抱っこされたり、ママやパパから愛情をたくさんもらい、心も体も満たされた赤ちゃんは【わがままになる】ではなく、十分な愛情をもらい、スキンシップを得て安心感や信頼感が自立していくための基盤になる。と考えられています。
そもそも、赤ちゃんは抱っこが大好きです!
泣いていても抱っこをすると泣き止む事がありますよね。
これは抱っこをされて心臓の音を聞いたり、ぬくもりを感じて安心しているからなのです。
抱っこは控えめではなく、たくさんして愛情をたくさん注いであげて下さいね!