カーネーションは花びらがたくさんあるので、ドライフラワーにするのは難しそうなイメージですよね。
でも、カーネーションは丈夫な花で、花びらが落ちにくいのでドライフラワーにするのに向いてるんですよ。
カーネーションのドライフラワーの失敗しないやり方は?
買ってきたカーネーションを花瓶にいけて楽しんで、枯れ始めてからドライフラワーにしよう。
と思っていませんか?
実は、花屋さんで買ってきたばかりの、新鮮な花をドライフラワーにしたほうが良いんです。
新鮮なカーネーションのほうが、花びらのつけ根がしっかりしているからなんですね。
キレイなままの形をキープしやすいんですよ。
カーネーションのドライフラワー
カーネーションのドライフラワーの作り方は大きくわけて、ハンギング法とシリカゲル法の2種類あります。
ドライ・イン・ウォーター法というやり方もありますが、花に水分を多く含むカーネーションには向いていません。
※ドライ・イン・ウォーター法とは
花をごく少量の水に挿しながら、花の水分を少しずつ蒸発させていく方法
カーネーションのハンギング法
花を束ねて下に向けて吊すだけ。
もっとも一般的なドライフラワーの作り方で、吊るすだけなので簡単で初心者向きです。
【準備するもの】
- ハサミ
- 輪ゴム
- 吊るすための紐(麻紐やリボンも可)
【手順】
STEP1:カーネーションの茎を束ねて、根元を輪ゴムで留める。
吊るして乾燥させることで、水分が抜けて茎が細くなります。
なので、輪ゴムはなるべくきつく留めましょう。
カーネーションは水分をたくさん含んでいる花なので、あまりたくさん束ねると乾きにくくなって失敗することもあるので3~4本くらいづつ束ねたほうが良いです。
STEP2:輪ゴムの上から紐を巻く
吊るして乾燥させるために紐を巻きます。
STEP3:直射日光が当たらなくて湿気が少なく風通しの良い場所に吊るす。
外気にあてると花が傷むため、室内に吊るすほうが良いです。
花の状態や吊るす場所によって違ってきますが、花びらから水分が抜けてきたら完成です。
おおよその目安は2週間ほど。
カーネーションのシリカゲル法
カーネーションの色をきれいに残したいならシリカゲル法が良いですね。
シリカゲルはお菓子や海苔などの食品に乾燥剤として入っていたりしますよね。
シリカゲルに花の水分を吸着させて、ドライフラワーにする方法です。
この方法だと乾燥させている間、花が外気に触れることがないので、退色を防ぐことができるため花の色を残したままドライフラワーにすることが出来るんですね。
食品の乾燥剤として入っているシリカゲルでも代用可能ですが、パウダー状のものに限ります。
粒状のシリカゲルは、花びらの間などの細かいところに入って行かないため、適していません。
ドライフラワー用のシリカゲルがおすすめです。
【準備するもの】
- ハサミ
- 密封できる蓋つきの容器
- パウダー状のシリカゲル
【手順】
STEP1:タッパーなどの密閉容器にシリカゲルを1~2㎝敷く
花がタッパーの中央に来るくらいの深さが目安です。
STEP2:カーネーションをシリカゲルの上に乗せる
花を乗せたら、花の上に優しくシリカゲルをかけて行きます。
花びらの間にも、ちゃんとシリカゲルが入るように、途中で数回密閉容器を優しく振ってシリカゲルを花のすみずみまで行き渡らせてください。
STEP3:カーネーションがすっぽりシリカゲルで覆われたらきっちりフタをします。
あとは、直射日光の当たらない、湿気の少ない冷暗所に約2週間ほど置いておくだけです。
完成したカーネーションのドライフラワーを取り出すときは、花の上を覆っているシリカゲルを別容器や新聞紙などの上に移して、花が見えたらそっと取り出しましょう。
まとめ
ドライフラワーといえば、吊るして乾燥させるだけかと思っていましたが、シリカゲルを使えば色を残したままドライフラワーになるんですね。
そういえば、ハーバリウムに使われている花は、鮮明な色のものとかありますよね。
以前働いていた会社で、事務所の女性がハーバリウムを作って飾っていたのですが造花なのかと思っていましたが、シリカゲルで作ったドライフラワーだったのかもしれませんね。
どちらも簡単に出来そうなので、やってみようかなという気になりました。