アルミホイルって光沢のあるピカピカした面とそうでない面がありますよね。
これってどっちが表でどっちが裏なんだろう?って思ったことありませんか?
私はずっと光沢の無い方に食品を乗せるものだと思っていました。
理由としては光沢のあるほうは外側になって巻かれてるから。
箱の中に入ってるから、外と触れ合うことは少ないとは思いますが、もしホコリとか付くなら外側にあるほうだと思ってるから。
たったこれだけの理由で勝手にそう思っていたんですね。
アルミホイルには表裏があるの?
結果を先に言ってしまうと、アルミホイルには「表裏はありません」
基本的にはどちらを使っても良いというコトです。
光沢のあるほうが、ややくっつきにくい性質があるようですが、くっつかないようにするためくしゃくしゃにして使いますよね?
なので好きな方に乗せれば良いということになります。
アルミホイルの表裏が違う理由
アルミホイルはどちらが表裏と決まっていませんが、光沢があるか、ないかの違いはどうして出来るのかというと製造過程にあります。
アルミホイルは原料のアルミの薄い板を機械にかけて、ローラーで薄いシート状に伸ばして作っていきます。
あまり薄く伸ばすと破れてしまうので2枚重ねにして伸ばしています。
伸ばしたあとは1枚づつにするのですが、このとき2枚が重なっていた内側の面は光沢が無く、重なっていなかった外側の面は光沢のあるものになるということです。
どちらの面で使うと良いの?
どちらの面を使ってもかまいませんが、光沢がある側は、光沢がない面より熱伝導は良いです。
【ホイル焼き】
ホイル焼きの場合は、熱伝導が良い光沢面に食材を乗せて調理したほうが食材に火が通りやすくなるということになります。
オーブンやオーブントースターの場合も同様です。
【落し蓋】
光沢面のほうが、艶消し面よりほんの少しだけ溶けにくい性質になっています。
なので落し蓋として使う場合は光沢面が食材に接触するようにして使いましょう。
電子レンジでの使用は避けた方がよい理由は?
電子レンジのあたためは「マイクロ波」と呼ばれる電磁波を出して食材の水分を刺激させて加熱させます。
アルミホイルはアルミという金属でできているため、電子を保持しています。
電子レンジのマイクロ波は水分だけでなく電子にも影響を及ぼすため火花が散ったり、燃えたりすることもあり危険です。
電子レンジが壊れる原因になったり、最悪の場合は火事になったりする可能性もあるので使わないようにしましょう。
ただし、電子レンジの「あたため機能」で使用するのは絶対NGですが「オーブン機能」で使用するのはかまいません。
オーブンの場合はマイクロ波ではなく、ヒーター熱なので大丈夫ということです。
アルミホイルのいろいろな使い方
【ハサミと包丁】
アルミホイルの使い道としてすぐに思いつくのは「ハサミの切れ味を良くする」ということですよね。
最近はやっていませんが「以前は使用済みだけどキレイだな」と思ったアルミホイルはハサミでチョキチョキして切れ味を良くしていました。
同じ原理で包丁の切れ味もよくすることが可能です。
アルミホイルを2重に重ねて包丁で切るだけです。
この方法なら爪切りでも応用できますね。
【皮むき】
ゴボウの土と薄皮をくしゃくしゃにしたアルミホイルでこするだけ。
生姜の皮にも使えますね。
普段は生姜の皮はスプーンで取っていましたが、アルミホイルでもできるんですね?今度やってみようと思います。
【冷凍時間短縮】
これはすでにやってる方、多いのではないかと思います。
サランラップに包んだ食材の上からアルミホイルで包んで冷凍庫に入れることで、早く冷凍させることができます。
【焦げた鍋やススを取る】
金たわしが無くてもアルミホイルをくしゃくしゃに丸めて使うことで代用できます。
ただし、フッ素コーティングがされている調理器具は表面を傷つけてしまうので使わないようにしましょうね。
【排水溝の掃除】
アルミには雑菌の繁殖を抑える効果があります。
アルミホイルを1~2cmぐらいクシャクシャにして丸めて排水溝の中に入れておくだけで排水溝のぬめりが発生しにくくなって、ぬめりや臭いなども抑える効果が期待できます。
アルミホイルに水がかかると金属イオンが発生して、抗菌効果を発揮する性質があるからなんですね。
何年か前に「10円玉を台所の排水溝に入れておくと良い」というのをテレビで見てやってみたことがあります。
10円玉は銅製なので、銅が水に遭うと銅イオンが発生して雑菌の繁殖を抑えるという理屈でした。
・・・が、たとえ10円でもやっぱりお金を排水溝に入れておくということに抵抗があってすぐやめてしまいましたが、アルミホイルならさほど抵抗無くできますね。